森 まさこ
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11 月 17 日にザ・セレクトン福島にて「若い女性で増えているがん:予防するためには」(福島県市民公開講座)が開催され、私は開会挨拶を務めさせていただきました。
同講演の総合司会は、母子医療のスペシャリストである福島県立医科大学付属病院の山口明子先生が務められ、同じく母子医療を牽引する医療有識者の皆様が登壇されました。その他、子宮頸がんの体験者として、シンガーソング ライター・女優としても活躍する松田陽子さんが登壇されました。講演の最後の質疑応答の時間を通じて、来場者の皆様と有意義な意見交換を致しました。

私は、若い女性の子宮ガンや卵巣ガンなどが増えている現状に鑑み、その原因を調査研究し国民に啓蒙し検査を受けてもらうための「女性健康法案」を国会で審議してもらうため、ずっと活動しています。一緒に取り組んできた慶應大学医学部 産婦人科名誉教授の吉村泰典教授と、今回のシンポジウムでもご一緒させていただきました。

みなさんは、乳がんと子宮頸がんの現状についてご存知でしょうか? 年間 6 万人以上の方々が乳がんと診断され、そのうち 30%が命を落としています。乳がん患者の方々は、30 代後半から 50 代前半の方々が多く、働き盛りの女性の機会を奪っています。また、乳がん検診には、放射線被ばくのリスクから、40 歳以上に推奨されていることによって、若年層の早期発見が難しく、病状が進んだ状態で発見されることが多いです。

さらに、子宮頸がんについても、年間 1万人ほどの方が治療に励んでおり、残念なことに年間 3,000 人の方が命を落としています。近年では、特に若い年齢層(20~39 歳)で患者さんが増え、妊娠適齢期と重なる深刻な病気です。初期の子宮頸がん患者さんには、ほとんど自覚症状がなく、がんが進行すると、妊娠・出産に大きな影響を与え、発見が遅くなると命を落とす危険性もあります。

子宮頸がん予防と早期発見のためには、ワクチン接種と検診がとても重要です。同講演でも、医療有識者の皆様がその重要性を訴えました。小学6年生から高校1年の女子(自治体により異なる可能性があるのでご確認ください)は、合計3回を「定期接種」として公費でうつことができます。現在「積極的勧奨」が中止されている状況で、自治体から対象者にお知らせが行かないため、お一人お一人の選択となります。1回目と3回目の間には6か月の間隔をあけなければいけませんので、接種時期にもお気をつけください。

乳がんや子宮頸がんなどは、決して女性だけの問題ではありません。社会の構成員として半分を占める女性が、健康に生きることに関わる社会問題でもあります。ぜひ、皆さんにも、この若い世代でも増えている女性特有のがんについて、一度考えていただきたいと思っています。